編み物で使う道具一覧、製図用品と持っていると便利な道具

方眼ノート

製図用のノートです。方眼紙と同じようにマス目が切ってあるので直角や直線が真っ直ぐに引けます。またノートになっているので、一枚一枚がバラバラにならない為、データを一冊に残しておくことができます。

方眼用紙

実寸での製図が必要で、方眼ノートに入らないときに使用します。成人のセーターを編む際には袖山や袖ぐりがノートでは書き切れないので方眼用紙を使用します。使用頻度の高いものですから常に持っておくようにしてください。

縮尺定規

編み物での製図はまず実寸の3分の1で行います。その3分の1を割り算で出すと必ず狂いが生じますので、最初から3分の1の寸法で作られている縮尺定規を使用します。

方眼定規

透明色で方眼が入っている定規です。平行線、直角、45度といった線を描くのに使用します。使い方を理解すれば非常に早く製図が引けるようになります。

分度器

数学的な角度が必要な製図を引く時に使用します。一般的なセーターの製図をする場合は必要ありませんが、ゲージをとる時に使用すると正確なゲージが取れます。

また、ドイリーの正確な製図をする時にも使用します。

その他、あると便利なもの

棒針ケース

棒針を入れておくケースです。
布地でできたものと、プラスチックのものと2種類あります。布製は見た目は可愛くていいのですが、うっかり踏んでしまうと針が折れてしまう為、プラスチックのものを使用します。

かぎ針ケース

かぎ針を入れておくケースです。見開きのケースに太さの異なったベルトがついています。そのベルトに差し込んでかぎ針を保村しておきます。

ポケット付きのケースもあり、そのポケットにはなわ編み針、とじ針、まち針を入れて保村します。

ほつれ止め

安全ピンが大きくなったものです。編み目を休めておくときに針から目をピンに移して休ませます。安全ピンと同じ形ですので、止めてしまうとそれで目が落ちることなく安心して続きを編めます。

棒針キャップ

棒針に付けるゴム製のキャップです。網目の通っている玉付き2本針のお尻にさして目が針から外れるのを防ぎます。

同様に4本針、5本針にも使用します。

段数リング

段数を間違えないようにはめておくリングです。袖ぐりや襟周りの目数を変える時や、段数を間違えやすい絵柄や模様を作る時や引き返し、段消しの時に使用します。

目数リング

目数を間違えないようにはめておくリングです。使用法は段数リングに準じます。

かせくり機

稀に玉ではなくかせで販売している糸があります。かせのままでは絡んでしまって編むことができない為、編む前に玉に巻きなおします。その時にかせになっている糸を絡まないようにはめておく道具です。別売りになっていますが、糸巻き機と1セットで使用します。

糸巻き機

かせになっている糸をかせくり機にはめ、その糸を玉に巻く道具です。編み地を解かなければならない時にも使用できます。

滅多に使うものではありませんが、1セットで持っておくと非常に便利です。

最後に

編み物は基本的には針と糸だけで編みあげる事ができるものですが、デザインが豊富で編み方も増えてくると間違いも多くなります。
けれど小さな道具が一つあれば難しく感じることでも簡単に、また早く仕上がります。

道具というのは作る為にあるものですから、その道具の使い方をマスターして上手に使いきれいな編み地を作ってください。

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