編み物で作れる衣服の種類

織物は織って布地を作ります。編み物は編んで布地を作ります。織物と編み物では同じ布地の製法ですが、その製法が異なるために織り布と編み地とでは得意分野が異なります。ここでは編み物、棒針編みが得意とするアイテムを説明します。

セーター、カーディガン、帽子

説明の必要はないかと思いますが、セーターとカーディガンは編み物ならではのアイテムです。それだけにデザインは多様でカジュアルからフォーマルまで編み図が製作されています。

織物に比べると平編みであっても糸を多く使用するために防寒用に優れています。

この優れた防寒性によってスキー帽も編み地で作られています。スキー帽以外でも現在では編み物で作られた帽子を愛用する方が男女共に増加しています。

マフラー

これも説明の必要はないかと思いますが、念のために説明をしておきます。セーターと同じく織物よりも編み地の方が保温性がありますので、防寒用としては編み物で作られたものが優れていると言えますが、織物でのマフラーはタータンチェックなどの複数の色を使用した模様が作れますので、その点では織物の方が優れていると言えるでしょう。

実際にはどちらも甲乙つけがたく、素材と製法技術によって優劣が決まるところがあります。

靴下など

意外かもしれませんが、私たち人間は気づかないまま編み物の製品を多用しています。T-シャツもそうですが、よく見てください。靴下は編み物で出来ています。ストッキングも編みもので作られていますし、レギンスなど、伸縮性のあるもののほとんどは編み物の技術で作られています。男性が着用する肌着も編み物の技術でできています。

ただしこの場合は編み物という言葉を使わずニットと呼びます。上記した靴下、ストッキング、T-シャツ、レギンス、男性用の肌着は編み物は編み物でも機械編みで作られているために非常に編み目が細かいので気がつきにくいのです。

しかし、ニットとは編み地全体を指す為、これらも編み物で作られているアイテムに入ります。

機械編みでの編み地は手編みよりも伸縮しにくい為、ワンピースにもよく使用されています。

手編みでワンピースを作ろうとすると、編み地自身の重みで少しづつ伸びてしまうので縫い代の見えないところに洋裁用の伸び止めテープを貼る、きちんと布地で裏を作り重みのかかる部分をその布地に縫い付けて伸びを防ぐといった何らかの工夫が必要です。

編み物で衣服を作る際の注意点

繰り返しになりますが、編み地は自分の重みで伸びてしまいます。セーターやマフラー、カーディガンならなんら問題はありませんが、近年はアイテムも多様化し、本来なら編み地では不向きなデザインも多く発表されています。

その場合はやはり上記したようにまずは編み地自体の重みで伸びない工夫が必要です。ウエディングドレスのように1日しか着用しないものなら問題はありませんが、普段着として着用したいものは必ず伸びに対する対策を行いましょう。

手段は上記と繰り返しになりますが、裏から縫い代の見えないところに洋裁用の伸び止めテープを貼り、縫い止めておく。

ワンピースの場合はペチコートを縫い(市販のものでも良い)、それを裏からまずウエスト部分縫い付け、その後に必要と思われる箇所、数カ所を縫い止めます。この時は脇線で縫い止めるのが良いですが、表から見て縫い付けているのがわからないように小さく縫い止めてください。

スカートは丈が短いものなら問題はありません。長い短いの考え方はセーターを基準にしてください。標準的なセーターの丈よりも長いもの、重いものほど、伸びやすくなります。

時間をかけて編んだものですから、少しでも長持ちするように仕立るのをお勧めします。また、販売されている方はここをしっかりとして考慮して作らなければ商品にはなりませんので気をつけてください。

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